野鳥画廊

Birds Gallery

自転車で野鳥の撮影をするときにカメラを持っていく方法について

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「自転車で走っているときに出会った野鳥を撮影したい」と思った場合、
どんなカメラを持っていくか?
そしてそれをどうやって持っていくか?
ということが問題になると思います。

私がカメラを入れるために自転車に付けたフロントバッグについてお話ししたいと思います。興味のある方はご覧になってください。

まだ鳥の撮影をしていなかったころ、双眼鏡を入れるために自転車に小さいフロントバッグを付けようと思い立ち、どういったものをどんなふうに取り付けたらいいか調べていたら「フロントバッグサポーター」というものがあることを知りました。それを使ったほうがハンドルを強くつかんで固定する方法より良いように思えました。自作しているかたもいらっしゃいましたのでそれを参考にさせていただいて、アルミの丸棒を曲げてフロントバッグサポーターを作り、フロントバッグを取り付けました。
やがて鳥を見るだけでは飽き足らず撮りたいと思うようになり、そのフロントバッグは小さくてカメラが入らないので一回り大きなものに替えることにしました。フロントバッグサポーターもカメラの重さに耐えるようにより太いアルミ棒で作り直しました。それが現在使用しているもので以下がそれを作った時の詳細です。

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フロントバッグサポーター

材料
アルミ丸棒 直径6㎜×長さ1m ¥478
透明チューブ 内径6㎜×長さ1m ¥100

材料はホームセンターで購入しました。アルミ棒とハンドル、ステムが直接接触するよりも間にチューブがあったほうがクッションにもなるだろうしいいのではないかと思いました。まずアルミの丸棒を透明のチューブの中に入れます。チューブの内側を水で濡らして、空気入れに付属しているビーチボール等に空気を入れるためのアタッチメントを使用してチューブに空気を入れながら作業をすると入っていきました。
次に曲げる作業ですがアルミでも直径が6㎜だと非常にかたいです。小さいテーブルバイスでできるだけ傷つけないようにつかんで、内径が丸棒より少し大きい鉄のパイプ(長さ50㎝くらい)を使って曲げました。気を付けたことはバッグを取り付けたときの高さです。低すぎるとタイヤに当たってしまうし高すぎるとハンドルにつけたライトが使えなくなってしまうので。
フロントバッグは通販で¥1,599で購入したものです。
そしてバッグをサポーターに取り付けるのですが、バッグについている固定ベルトは丸棒が細すぎて使えないのでどうするか考えて最も簡単で確実と思われる方法、バッグにひもを縫い付けて丸棒に結んで固定することにしました、ひもは古くなった巾着袋のひもを10㎝程度に切って4本使いました。ひもで重さを支えるわけではなくバッグがずれないように固定できればOKだろうと思いました。

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100円均一の店でまな板として売られているプラスチックの薄い板をバッグの中に入れて補強しています。

カメラはSONYα77、レンズはSONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM IIです。全長約21㎝フロントバッグにぴったり収まる長さで重さは約1.5㎏です。約1年問題なく使えています。アルミ棒を曲げるのがとにかく大変でしたが、簡単に曲がてしまっても困りますからね。

自転車で走るだけでは飽きてきたという方、自転車で走っているときに目にする花や鳥に興味が湧いてきたという方、
あるいは車や鉄道やバスや徒歩で鳥を撮りに行ってるけど自転車でというのも楽しそうかも?と思われる方の参考になればと思います。