片思い
いつもの林道を自転車で走っていると「ヒリヒリ」とサンショウクイの騒がしい声が近くの木から聞こえた。
何羽かいるようだ。すぐにカメラを取り出しサンショウクイの姿を追っていると、茶色い鳥がやってきた。なにもの?
しきりにさえずっている。大きさ形はオオルリっぽいが全く青みがない、オオルリの雌なのかな?
オオルリは雌もさえずるのか?
家に帰ってから調べたら「巣に人が近づくと雌もさえずりに似た声をだす。」と書いてあった。
ありゃあ、それは失敗だった。さっさと立ち去るべきだったなあ。
かなり近くまで来たので喜んで撮影してしまっていた。
私は鳥が好きだが鳥は私を好きではない、という残念な事実を認識しなくてはいけないということだ。
エナガ 早春の丘で
春がすぐそこまで来ているようだ。でもこの丘陵公園にはまだいっぱい雪が積もっている。
雪の積もった斜面を歩いて上るのは大変だ。しかし鳥たちはまったく平気だ。
「君も空を飛べばいいじゃない?」
いや飛べないんだ。
「え、飛べないの?そうなんだ。」
鳥は空を飛べるのが当たり前だろうけど、人間は誰一人飛ぶことができないんだ。
「虫だって飛べるのに。」
そう、虫にだってかなわないんだ。
時間と体力を使って一歩一歩上って行くしかない。
冬のルリちゃん
あれーチラッと見えたんだけど、どっか行っちゃたなーと歩いていたらビックリ、すぐ近くにいた!
ルリビタキは初めて撮ることができたのでとってもハッピー。久しぶりの収穫だ。
去年から撮影を始めたのでそれ以前はわからないけど、今年の秋は去年と比べて鳥が少ない。
特にコガラは去年の秋にはだいたい毎回群れに遭遇したけど、今年の秋は去年より多く山に行っているのに、いても一羽か二羽で群れにはまだ一度しか会ってない。どこかで元気にしていればいいんだけど。
今週から天気が悪くなって寒くなるようだから今シーズンの山での探鳥はもう終了だろう。
ごみはたくさん拾ったけど写真はあまり撮れなかったなあ、来シーズンはごみは少なく鳥は多く、だといいなあ。
久しぶりに更新して写真一枚じゃ寂しいので去年の秋に撮ったのを載せておきます。
次の更新はおそらく来年だと思われます、みなさま良いお年を
しっとりアトリSTORY
山にアトリが来ていた。雄雌二羽だけで仲睦まじく寄り添っていた。
雄は男らしい顔をしているように見えるし、雌は女らしい顔をしているように見える。
「なあ…、俺について来て、本当に良かったのか?」
「あんた、何言ってるの…」
そんなドラマがあるのだろうかないのだろうか、いずれにせようらやましい光景ではあった。
長旅でお疲れのところ相手してくれてありがとう、どうぞお幸せに。